はじめに
ACLSプロバイダーコース、Heartcode ACLSコースは高度な心肺蘇生 (CPR) と救急医療のスキルを学ぶための訓練プログラムです。ACLS（Advanced Cardiovascular Life Support：二次救命処置）は、心停止やその他の心血管緊急時に適切な対応を行うための一連のプロトコルを指します。このコースは、医療従事者や緊急対応の専門家にとって必須のものであり、患者の生存と回復の可能性を高めるための技術を学ぶことができます。
コースの内容
コース形式
Heartcode ACLSコース
Heartcode ACLSコースは、オンライン学習の要素を含むハイブリッド型のコースです。まずは自宅で学習できるオンライン講習を受講し、次に教室で実技練習と実技試験が行われます。実技練習では、ACLS用のマネキンを使用して高度なCPRを行ったり、シミュレーションを通じてアルゴリズムや薬剤の使用を学びます。
ACLSプロバイダーコース
ACLSプロバイダーコースは、事前のビデオ学習とプレテスト、教室での講義と実技練習、そしてシミュレーションベースのトレーニングで構成されます。
使用する教材
紙の教材も電子書籍もどちらでも受講していただけます。
Heartcode ACLSについては、オンライン講習を購入するとオンラインで教材を読むことができるので、別途教材を購入する必要はありません。
成人用ポケットマスク
ポケットマスクの事前購入は、主催団体によって対応が異なります。事前購入が必要となる、コースで貸出を行うので不要、など必ず受講する団体のホームページや案内を確認してください。
対象者
このコースは、医師、看護師、救急医療従事者（救急救命士やパラメディック）、および高度な救命処置のスキルが必要な他の医療関連の専門家を対象としています。
認定
コースを終了すると、参加者は評価テストを受け、成功した場合はACLSプロバイダーカード（eCard）が発行されます。
eCardはAtlasというシステムで管理されており、PDFファイルでのダウンロードやオンラインでの閲覧、提示ができるようになっています。
プロバイダーカードの有効期限は2年間になっていますが、日本国内においては資格として何か制限されるものではありません。学んだスキルを維持するためにも2年に1度の受講を推奨いたします。