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PEARSプロバイダーコース

はじめに

PEARSプロバイダーコースは、小児・乳児の救急医療に焦点を当てた教育プログラムです。Pediatric Emergency Assessment, Recognition, and Stabilization(PEARS:小児救急評価 認識・認識・病態安定化)は、医療従事者や救急対応者が小児および乳児の緊急ケアに必要な基本的なスキルと知識を習得するためのコースです。PEARSは特に、小児専門の医療環境でなくとも小児患者に対応する可能性のある人々を対象としています。

コースの内容

  • 小児・乳児CPRとAEDの使用:

    小児・乳児特有の心肺蘇生(CPR)技術とAED(自動体外式除細動器)の使用方法を復讐します。

  • 体系的アプローチ:

    重症の疾患や外傷のある小児対する体系的なアプローチアルゴリズムを学びます。

  • 基本的な治療と安定化:

    小児の緊急状況に対応し、患者を安定させるための基本的な処置手順を学びます。

  • チームダイナミクス:

    小児・乳児の緊急ケアにおいて、チームとして効果的に連携し、コミュニケーションを行う方法を学びます。

コース形式

PEARSプロバイダーコース

PEARSプロバイダーコースは、一般的に教室での講義と実技練習の組み合わせで行われます。実技練習では、マネキンを使用してCPRを行ったり、シミュレーションを通じて緊急状況に対応する方法を学びます。

使用する教材

紙の教材も電子書籍もどちらでも受講していただけます。

PEARSは、英語版も日本語版も、まだガイドライン2015準拠の教材しか発行されていません。

小児用ポケットマスク

ポケットマスクの事前購入は、主催団体によって対応が異なります。事前購入が必要となる、コースで貸出を行うので不要、など必ず受講する団体のホームページや案内を確認してください。

対象者

このコースは、小児科医、救急に携わる医師、看護師、救急医療従事者、および小児の緊急ケアに関与する他の医療専門家を対象としています。

認定

コースを終了すると、参加者は評価テストを受け、成功した場合はPEARSプロバイダーカード(eCard)を受け取ります。

eCardはAtlasというシステムで管理されており、PDFファイルでのダウンロードやオンラインでの閲覧、提示ができるようになっています。

プロバイダーカードの有効期限は2年間になっていますが、日本国内においては資格として何か制限されるものではありません。学んだスキルを維持するためにも2年に1度の受講を推奨いたします。