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PALSプロバイダーコース

はじめに

PALSプロバイダーコースは、小児・乳児の救命処置に特化した訓練プログラムです。PALS(Pediatric Advanced Life Support:小児二次救命処置)では、小児・乳児の心停止、気道管理、循環の問題など、緊急の小児医療に対応するための高度な技術と知識を学ぶことができます。このコースは、小児・乳児の緊急ケアに従事する医療従事者にとって不可欠です。

コースの内容

  • 小児・乳児CPRとAEDの使用:

    小児・乳児特有の心肺蘇生(CPR)技術とAED(自動体外式除細動器)の使用方法に焦点を当てて学びます。

  • 体系的アプローチ:

    小児・乳児の血流動態の評価と、ショックや循環不全に対する介入手法を学びます。

  • 薬物と療法:

    小児・乳児の緊急時に使用される薬物の種類、投与方法、および用量について学びます。

  • 小児・乳児の気道管理:

    小児・乳児の気道の評価と管理、呼吸補助手段を学びます。

  • アルゴリズムの理解:

    PALSアルゴリズムを使用して、小児・乳児の緊急ケースに迅速かつ効果的に対応するための決定を下す方法を学びます。

  • チームダイナミクス:

    小児・乳児の緊急ケアにおいて、チームとして効果的に連携し、コミュニケーションを行う方法を学びます。

コース形式

PALSプロバイダーコース

PALSプロバイダーコースは、一般的に教室での講義と実技練習の組み合わせで行われます。実技練習では、マネキンを使用してCPRを行ったり、シミュレーションを通じて緊急状況に対応する方法を学びます。

使用する教材

紙の教材も電子書籍もどちらでも受講していただけます。

小児用ポケットマスク

ポケットマスクの事前購入は、主催団体によって対応が異なります。事前購入が必要となる、コースで貸出を行うので不要、など必ず受講する団体のホームページや案内を確認してください。

対象者

このコースは、小児科医、救急に携わる医師、看護師、救急医療従事者、および小児の緊急ケアに関与する他の医療専門家を対象としています。

認定

コースを終了すると、参加者は評価テストを受け、成功した場合はPALSプロバイダーカード(eCard)を受け取ります。

eCardはAtlasというシステムで管理されており、PDFファイルでのダウンロードやオンラインでの閲覧、提示ができるようになっています。

プロバイダーカードの有効期限は2年間になっていますが、日本国内においては資格として何か制限されるものではありません。学んだスキルを維持するためにも2年に1度の受講を推奨いたします。